バルト3国(エストニア)1(No.83)音楽とカフェを楽しむ〜タリン

【旧市街見物:タリンオルガンコンサート:バッハの魅力再発見】

130日(晴れ)

私風邪のため、9じとゆっくりの起床。

今日は旧市街1日ツアー。昨日まで降っていた雪は止み、晴れた!少々風は冷たいが、観光には良い。他の観光客(フィンランド人?)の姿も多い。

聖ニコライ教会や、城壁の土産物屋を見る。手袋やセーターはかわいいが、「これ!」といったものがない。しかも手袋は1つ8〜9ドル。高いよ。ルーマニアのセーター1枚と同じ値段だもの。物価が違うので、比較してはいけないが。

お昼には大聖堂でオルガンコンサートを聴く。ボックス型の席に座り、神妙に・・・。しかし、寒い。そしてオルガンの調子がわるいのか、選曲がわるいのか、奏者がわるいのか、曲はいまいち。しかし、無料だからなぁ・・・。あまり、文句もいえないか、と思う。

コンサート後、展望台へ。美しい!バルト海と旧市街の街並みが一望できる。晴れてよかった・・・。

ロシア正教会のアレクサンドル・ネフスキー寺院、エストニア国旗を掲げる、のっぽのヘルマン(ヘルマン塔)などを見て、ラエコヤ広場@横のカフェ「Millennium」でお昼。

ユウコ:サケと野菜のコンソメスープ、チーズデニッシュ、クルミパン

マサト::ツナサラダ、パプリカと挽肉のパンケーキ:リンゴサラダ、キュウリ添えを食べる。

パンケーキで肉・・・というと変に思うかもしれないが、オムレツの具を甘くないクレープで包み、やや酸味のきいたマヨネーズで食べるもので、美味しい。しかも彩りが美しい。さすが北欧・・・!その後、街の北側(オレフの教会やマルガリータの塔)を見て歩き、タリン最古のカフェ「Maiasmokk」で休憩。お客が絶えない。確かに、コーヒーとケーキが安いかも・・・。

デパートへ行く。マサトはあったか手袋を買ってごきげん。

ニコラス教会でコンサートを聴く。ここは大聖堂のものより(有料だけあって?)選曲も良く、演奏も強弱のメリハリがあって良かった。会場にはいると、たくさんのブーケ(特にユリ)の香りがぷーんとしてすばらしかった。いつもコンサートでこんな飾り付けをするのかと思ったら、コンサート後、ここで結婚式があるのだそうだ。こんな素晴らしい教会で、生演奏をバックに挙式・・・感動するだろうなあ・・・。

夕食はスーパーの買い出しですます(トリ・サラダなど)。東洋人に3人も会う。

ところで、今日はオルガンコンサートでバッハを聴いた。ピアノ奏者にとってバッハはハノンと同様の「指の練習」に近く、「中世のヘビメタ」といわれてもピンとこない。しかし、今日、パイプオルガンで聴いたバッハは、不協和音が多く、前衛的で、「ジャジャーン」となるとドキッとし、魂を昂揚させる点で、ヘビメタに近い。また、バッハは前衛的な曲のみならず、甘いバラード調の曲もあって、まさしく「メタルバンド」風だ。

 

【今日は音楽発表会:そしてロシアへ】

131日(曇りのち雪)

今日も私は風邪のため、ゆっくり起床。11時にプライベートルームを出る。

宿のおばちゃんは今日は学校(日曜日なので、日曜学校か?)とかで、お留守番の少年に鍵を返す。シャイでかわいい男の子だ。小2くらいかな?

ロシアへの夜行は夜8時前に出発なので、荷物を預けようとタリン駅に行くが、荷物預かり所がない!重い荷物を持ったまま、今日は一日観光するのか・・・と、うりうりとした気持ちで旧市街へ。幸運にもラタスカエブホテルがリノベーションで営業していないにも関わらず無料で!荷物を!!預かってくれた。

また、@ではビザのコピーを無料でしてくれた。しかし今日お目当てのインターネットカフェはClosed

セントラルホテルの前のカフェ「comet」で私は両親に、マサトは帰国後お世話になる会社の社長さんに、絵はがきを書く。カフェのおばちゃんは、我々が書き物をしていると、わざわざ店の電気を明るくしてくれた!さまざまな人々のちょっとした親切が、とてもうれしい。

ポストに行き、イタリアンカフェ「E-kook」で昼食。久々のアルデンテに茹で上がったパスタ。

マサト:ベーコンのクリームソース

ユウコ:ベーコン・マッシュルームの塩味。

パスタにたくさんチーズをかけて食べるとおいしい。焼きたてのミニパンがついていて、パスタソースのあまりをつけて食べるとGood

歴史博物館へ行く。すると受付のおばちゃんが「コンサート見たいの?」という。「?」と思いつつ、会場に行ってみると、実は音楽学校の発表会だった!

小1〜高校生くらいの子供が、先生のピアノに合わせてバイオリンを弾く。トリの2人もうまいが、真ん中あたりに出場した小5くらいの少女達もなかなかだ。

子供たちはシュトラウス、モーツァルト、ベートーベンなどをやった。さすがにベートーベンの曲は難しい。(「情熱」だと思う。)難しい曲は、伴奏する先生も大変だ。

聖霊教会横のカフェ「Mustpeade ou」でコーヒー。ヨーグルトケーキはGood!日本並の味。シャルロットはいまいち。

荷物を受け取り、タリン駅へ。

構内をヒマソーなおっさんがうろうろしててこわいが、ケーサツは見回ってるし、列車に入るときはきちんと車掌さんがチェックするし、ポーランドよりずっと安全。(でもホントはちょっと怖かった。)

ペテルブルグ行きの列車はまさしくウルムチ−アルマトイと同型で、コンパートメントといい、中でかかっている音楽といい、懐かしい。「帰ってきたー。」と思わせる。なんか、うれしくなってきたゾ。