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33日(水) 車中3日目、昆明到着

 

 【雲南省 昆明】

列車は1215分に昆明に到着した。

ここが終着であるためか、乗客はみなのんびりしており、「それ、降りろー!」という雰囲気はない。

駅を降り、リキシャの客引きを無視しつつ、駅前の露店街を過ぎ、我々はすでに目星をつけている昆明茶花賓館へ直行すべく、23番のバスに乗る。

 

茶花賓館の2人部屋はシャワートイレ付きと140元。すばらしく清潔なホテルの素晴らしい部屋である。ドミトリは130元と、1人当たりの値段は半額で、もちろんこれも悪くはない。なんといっても清潔なことが大きい。が、さすがに移動で疲れている今は2人でのんびりしたい。

 

 茶花賓館に直行したのは、日本人の利用者が多く評判が良く、料金が安いことのほかに、ここにラオス領事館が入っていることにある。

ラオスのビザを取らなければならない。

荷物を降ろし、さっそく領事館(というか領事フロア)に行ってみると、午後は休みと聞いていたが開いていた。

ビザは、通常で頼むと発行までに4日かかるが、応対に出てきた色黒の細いオジサンの英語の説明によれば、今エクスプレスで申請すれば夕方16時に受け取るという。料金はビザ発行代35ドルプラス、エクスプレス代14ドル。これで15日間有効のツーリストビザが取れる。「5日間有効のトランジットしか取れない」と聞いていたので拍子抜けだが、おそらく料金は同じなのだろう。トランジットビザは延長ができない。

 

 外へ出る。ラオスの次はタイだ。タイは本来、日本人が旅行する際にビザは不要だが、「ラオスとの陸路国境を越える際には提示を求められることがある」という。それで確認のために、タイ領事館に行く。錦華大賓館にあるとガイドに出ていたタイ領事館は、茶花賓館の隣にある昆明飯店に移っている。通りを歩いていると大きな看板があり、分かりやすい。が、ビザセクションは午前中のみの開館。明日、わざわざ確認だけに時間をつぶすのも勿体ないし、「もともと日本人はビザが不要なんだから、なんとかなるだろう」と、気にしないことにした。

 

 冷やかしに訪れた市郵電局にはインターネットコーナーがあり、1時間10元と安い。が、Hotmailのつながりは今ひとつだ。というか、つながらない。よって、この店のアカウント(kmmailとかいうらしい)から出す。これだと速い。

 

 東寺塔、西寺塔を寄り道しつつ、汽車站へと歩く。

 

 【気になる地名「金平」】

 雲南省には金平なる町がある。そこは、昆明から南へ315kmの、紅河ハニ族イ族自治州の州都であり、個旧からさらに南へ159km下った、南はすぐにベトナムと国境を接するところである。

まさかユウコの実家のルーツであるとはとても思えないが、しかし知ってしまった以上、行ってみるのも面白いのではないかと思う。

幸い、旅行人ノートには短い文章ではあるが町のことが紹介されている。個旧からバスで6,7時間ほどかかるらしいが、「昆明からも直行があるかもよ」と思って、それを調べに昆明汽車站へ赴いた。

しかし残念ながら直行便はない。個旧までの寝台バスがある。2140分発で、8時間で個旧に着くという。それで、うまく早朝発のバスに乗り継げば、効率よく金平に行ける。個旧に見どころはない。ただ、途中に建水(古い街並みが残る町)など、心惹かれるところもあるので、少々残念ではある。が、ちょっと時間がない。

明後日の個旧行きを予約した。

明日は石林に行くことにしている。石林は昆明から南東へ100kmほど行ったところにある一大景勝地で、近郊バスもあるのだが、楽チンをするため一日旅游バスで行くことにした。

昆湖飯店に入っている旅行社で予約する。1日游は130元、ガイドブックより(20元とある)も少々値上がりしている。朝740分の出発。

 

【昆明を歩く】

夕飯は春城酒楼で・・・と張り切って行ったが、ここはホテルのレストランの上、お客が少ない。よってやめる。向かいの百貨大楼のレストランは、いかにも日本人目当てらしく、その雰囲気がいやらしくて、これもやめる。辺りを歩き回って、「安めの昆明料理レストラン」徳鑫園を探すが、これが見つからない。ふと、地元の人々で賑わう店に通りがかった。店の看板には「伊蘭堡」とある。「イラン」という思いがけない地名を見て、興味がそそった。

そこは車通りのない裏道に面したお店で、店の半分は通りに飛び出しており、いうなれば屋台風の鴨肉料理屋だ。

みな、美味そうに鴨を食べ、ビールを飲んでいる。それに連られて、我々も鴨焼きと菜の花炒めを頼む。

美味い。

しかし、「どこがどうイラン風なのかなあ?」という疑問は解けなかった。

中国人達は、相変わらずたくさん頼んで、そしてたくさん残して帰っていく。我々は2品しか頼まなかったので、注文取りの小姐にへんな顔をされてしまった。

 

 日が長い。夜7時になっても明るい。夕方5時の日差しは、シベリアの日中よりも高い。日が長いと嬉しくなって、ついつい歩き回ってしまう。

「太陽があると勿体なくて外へ出たくなるよね」

「だから我々はヘトヘトになってしまうんだよ!」

2人で笑った。

 

明日は石林へ。明後日は民族村と動物園(あるいはそれに替わるところ)へ。夜は移動。

 

 さすが東南アジアへの玄関口とあって、町のそこかしこに闇両替屋がいる。とくに、ホテルに近い、東風東路と白塔路の交差点にある歩道橋で暇そうにたむろする、色の浅黒いオバチャンどもはみんなそれで、我々が通るたびに「チャット? チェンジマネー?」と、声をかけてくる。チャットはミャンマーだったか、ベトナムだったか。いずれにしても、両国の近さを感じさせる。

 昆明はなかなか大都会だが、けっこうツーリスティックな雰囲気もある。今日、昼飯を食べた店も、24時間営業のごく普通の店だが、英語のメニューがあった。

それでも、この車と自転車の通行量、やかましいクラクションなどを聞くと、「おお、これこそ中国だ」という気になる。

北京は、あんまり中国ではない。なにか違うもののように思える。街並みはきれいだが、人々が洗練されているかというとそうでもないし、下町もたくさん残っているし、一大観光地というか、そういう感じだ。しかも、中国人用観光地という印象だ。

ユウコは北京のことを「街がスカスカしている」と言ったが、その意味ではモスクワなどとも近いかもしれない。都会の洗練という意味では、モスクワはサンクト・ペテルブルグに劣る。都会の喧噪という点では、北京は上海に劣る。「街が大きすぎてよくわからない」というのが本当かもしれない。

 日中は半袖でもよいが、夜は長袖一枚ではちと寒い。テレビで見ると、725℃という。微妙な気候である。

僕のノドの調子は、かなり良くなった。

 

 ふと思い出して、チェックをしたくなった写真:

蘭州(ピンリンスー)の子ども達

火焔山

トルファンの踊り。とくに楽器。

モスクワのサーカス

 

ラオス領事館 月〜金 830-11301330-1630

タイ領事館 月〜金 830-1200(ビザセクション)

 

おまけ:昆明→個旧

815 845 915 945 中巴37

1015 1045 1115 中巴46

1115 1515 依卡41

2115 舒卡51