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226日(金)北京 快晴 午後、強風

 

【今日は北京にて休養日】

 7時に起床する予定だったが、お互いに体がやや重く感じられ、7時半まで延長する。

すばらしく居心地の良い部屋だ。値段も手頃、適度に快適。本当にワンルームマンションに暮らしているようだ。

 今日は、まず北京西站に赴き、3/1の昆明行き切符をすんなり入手。しかも「2人とも下舗だ!」と大喜び。

 

 中国銀行でのキャッシングでは、ドルキャッシュを入手できず(不可能ではないが、非常に面倒くさいらしい)、中国元のみ引き出す。先を思うとドルもほしいが、なくても手持ちで足りるかな・・・。

ユウコは、東安市場で両親宛てのちょっとした土産(薬品)を購入。僕は日記続編用ノートを買った(しかし、このノートは結局使われなかった)。

昨日、現像に出した写真を受け取る。中国の現像代は安い!

 

ホテルに近い、カフェテリア式のファストフードで牛肉面を食べる。

その店頭で揚げているあんころもちの前に行列ができており、つられて並んでみたが、これもうまかった。

 

一旦ホテルに戻る。写真にコメントをつけるのが大変だ。

 

ヨーロッパでは多くの教会を見たが、どれがどれだったのか思い出せない。ガイドブックを見ながら、頑張って書く。

今やらないと、どんどん忘れてしまう。

 

午後3時に再び外に出て、国際郵便局へ向かう。

近所に日本大使館がある。

セーター・帽子・マフラー・手袋などの冬物、および、ヨーロッパのガイドを日本宛に送る。写真は明日、別送する。

この国際郵便局の一角に、図らずもインターネットコーナーがあり、すこしメールを見るが、11元とは高かった!(40分かかった) ユウコは実家に電話をかけた。

 

 北京といえば北京ダック。そして、北京では手軽に北京ダックが食べられる。というわけで、前門の前にある「全聚徳」に行く。

ここは中国でもっとも有名な北京ダック料理店だそうで、全国にチェーン店があるらしい。そのせいか、店の雰囲気はファミリーレストランそのもので、もったいぶって北京ダックを頂くどこかの国とは異なり、とても庶民的でよろしい。いまの我々には身分相応の店である。

そのくせ、北京ダックは、テーブルまで丸焼きの鴨を運んでくれ、その場でコックが皮をそいでくれるのだから、さらにすばらしい。

「ちょっとした贅沢だね」と2人してよろこぶが、北京でなら、ケンタッキーに入ったって同じくらいの値段を取られる。それを思うと、断然こちらが良い。

なお、全聚徳には、我々が食べた「家族向けフロア」のほか、要予約の個室コーナーもあって、こちらは高級感が一杯であった。我々は、もちろん入り口しか見ていない。

 

 明日は、朝一番で郵便局へ行き、写真を送る。そして夜の観劇のため、京劇のチケットを買った後、昼間はいよいよ故宮見物だ。

 

冬物を整理して、だいぶ荷物が減った。「クサイクサイ」とからかわれていたウールの靴下は捨てた(どうしてこの靴下だけ臭くなるのか?)。イランで買ったヤツだが。

 

***

 

227日(土) 北京 快晴

 

【北京散策】

 8時起床。ホテルの食堂で朝食を取り(宿代に含まれている)、まずは昨日も訪れた国際郵便局へ行く。

写真も36枚撮りフィルム10本ともなると、送料もかなりの高額になるが、我々の消息を知らせる上では早く届いた方が良いので航空便にした。

 

 北京の京劇場は、大きく2つ有る。1つは、外国人向けのサービスも充実している大きな梨園劇場、もう1つは、建物は小ぶりだが1807年に建築され、孫文が国民党創設した歴史深い湖広会館だ。

小さい劇場の方が臨場感(と、庶民感)があるのではないかと考え、今日は湖広会館に行くことにしている。ところで、湖広会館は、国際郵便局からは天安門を通り過ぎる格好になる。それで、京劇のチケットは夕方買うことにして、さきに故宮見物をすることにした。

 

 土曜日のせいか、天安門の前は観光客が多い。中国人客は、我も我もと写真撮影に夢中である。そして、みな同じようなところでスポット写真を取る。ガイドブックでも出ているのだろうか、と感心するが、我々も彼らに混じり、天安門の前で写真を撮ってもらった。別料金を取られる珍宝館や鐘表館は、中国人客にも人気がなく、我々も見ない。

それにしても、故宮は広い! メインどころだけでも2時間かけて見た。

長春偽皇宮や瀋陽故宮を見たあとだけに、

「やはり、北京の故宮は違うね、すごいネー」と、その違いが際だつ。

逆順に見ていたら、他の2つがみすぼらしく見えたことであろう。永楽帝は、すごいものを造ったものだ。それを拡張した乾隆帝も大したものだが。

裏側にある千秋亭、万春亭も、すばらしい庭園であった。

 

昨日の全聚徳のすぐそばに、「都一処」というシューマイ専門店があり、昼飯はここで食べる。有名だけあって味はよい。そして、大人気だ!

この店では日本人や、外人さんも目につく。そうそう、気持ちよいといえば、都一処も全聚徳も、料金前払いなのだ。だから明瞭会計でよろしい。

 

京劇のチケットを買いに湖広会館へ行き、それから天壇へ行く。どちらもバスの要領を得ず、少し歩いたが、裏路地は下町情緒あふれ、青空市もあり、野菜がたくさん並んでいる。活気があるが、喧噪ではない。そこが良い。

天壇はユウコの希望によるものだが、これもまた不思議な建造で面白い。祈年堂、回音壁、園丘と見てまわる。

永和大王でラーメンを食べ(これは大したことのないラーメンだ)、マックで一息ついて、京劇を見に行く。1915分の開演である。

 

フロアは平場で、ステージが一段高い。ステージの真ん前は、高いチケットの客席だが、近ければ近いほど良い、というものでもないらしい。

やや下がったところに、食事付きの御席があり、白いテーブルクロスをかけられた卓が2つあった。

ステージを斜めに見る位置が安い席で、我々はステージを右斜めに見るところに案内された。

 

ステージは奥行きがあるため、奥に役者が移動すると死角のために見えなくなることがある。また、この会館はもともと演劇用ではないので、フロアのところどころ丸い柱が立っている。だから、少々見にくいのだが、困るほどではない。それより、安い席の中でもわりと前の方だったので、出演者の表情はよく見えた。

安い席は20元。お茶が付くと60元。高い席は、100120150とある。2階にも席があるが、これは高いのか安いのか、知らない。

ちなみに、高い席には日本人の一団の他、白人ツアーの見物客もいる。安い席には中国人しかいない。

演題は3つで、「三岔口」「拾玉飾」「盗仙草」(詳細はユウコの日記を参照)。

外人向けに分かりやすくするためか、小喋的な話と活劇である。だから、言葉が分からなくても十分面白い。分かればもっと面白いのだろう。

「いやあ、京劇って、面白いね!」

明日も演題が同じらしいが、

「演題が違っていれば、もう1回見に行きたいなあ」。

帰りがてらに僕が言うと、「梨園劇場に行けば、違うのを見られるよ」とユウコが答えた。

2つの劇場を見比べるのも面白い。予定を立て直そう。

すっかり御機嫌になった。

 北京へ来る際の硬座で、車内の空気が悪いとは思っていたが、おかげで喉をやられてしまった。しゃがれ声だ。鼻水も出る。