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中国(2回目)2(No.91)満州国の偽都〜長春

【初めての硬座】

220日(晴れ)

今日は長春へ向かう。

朝は昨日同様補助券をもらい、あんまん(小4ヶ)、なっぱのナムル、ピータンと肉入り粥を食べる。おいしい!そして今日の金額オーバーは二人で6元と少々。

宿泊の会計は明朗。押金100ドルも無事戻ってきた。快適なハルピン滞在ができたのは廖君のおかげ。ありがとう廖君!

今日の長春行き列車は硬座(3等)だが、座席の指定がある。そして立ち席の人は少ない。

1回乗るべき車両を間違えて「もう私たちの座れる座席は残っていないのでは?」と青くなったが、

乗るべき車両に行ってみると、我々の席は空けられて残っていた。意外と秩序が守られているのである。

車両は木製の6人がけのボックス席で構成されており、私たちと同席したのは若夫婦+老夫婦の一家、若夫婦、独り者の♂2人。

最初、我々を皆いぶかしげに見、落ち着かなかったが、マサトが読んでいたガイドを車掌が手に取り、どこから来たのかと質問。

マサトが「日本人です」と答えると、皆「なんだー、そうかそうか。」と落ちつく。

車掌はマサトに少し日本語を話したり、年を聞いたり、楽しそう。

ここの同席者は非常にマナーが良い。食べ物の皮や種をきちんと袋に入れる。

他の乗客もテーブルや椅子を水拭きしていた。

以前旅した西の印象に比べ、北の人はきれい好きに感じる。

我々の素性がわかって安心した一家は、席替えしてトランプに興じる。

大富豪みたいなゲームをしている。

日本軍が以前統治した土地柄なので、私たち日本人が同席していやがられるかと思ったが、一家のおじさんは優しい。

しかし、もう一組の若夫婦の夫はちょっと不機嫌そうだった。奥さんのほうは愛想がよいが。

 

途中、どうしてもトイレに行きたくなり、行ってみる。

硬座のトイレは汚い。

今まで乗った硬臥のトイレもキレイとは言えないのだが、比較にならない。

そして、併設されている洗面所が、これまたありえないくらい汚い。

洗面台は詰まって、なんだかわからない水が溜まっている。

中国の鉄道おなじみの開水器(石炭熱を利用した湯沸かし器)もその近くにあるのだが、

なぜか地べたにむき出しで置いてあり、汚い上に、そこで服務員(鉄道職員)が頭を洗っている!!

汚いトイレのせいか、車両もなんとなく小便臭い。

(前述の北の人はきれい好きと矛盾するが)

数時間なので我慢するしかないが、

中国に慣れてきたとはいえ、この硬座で一晩過ごすのは辛いだろう。

 

【宿探し・街歩き】

長春に着くと、華正賓館の宣伝があり、180元前後なので行ってみる。

すると、宣伝に表記されていた標準間はなく、3人間ならあるという。

部屋を見せてもらうと、清潔なので、ここにする。

3人間とはいえ、二人で使う。バス・トイレ付き。

宿がすんなり決まったので、心軽く、街に出る。

次の街、沈陽へはバスで移動する予定だ。時刻表をチェックすべくバスターミナルに行くと、沈陽行きは30分ごとにあるらしいので、予約しないで大丈夫だろう。

しかも、沈陽までは3時間半。近い。

 

バスも見つかり、安心したので、腹ごしらえ。

適当に入った、団結路の食堂は、時間的に中途半端だったせいか他に客もなく、店の中にはその店の家族しかいなかった。

休憩時間のようにも思えるが、私たちには食事ををつくってくれた。

店のおすすめに従い、豚バラの味噌煮込み、キャベツと白菜のとうがらし炒め、米飯を注文。

豚バラの味噌煮込み、うまい!米飯がいまいちだったが、大満足。

 

偽皇宮へ。日本で言う満州国のことを、中国では偽満国という。

偽の国だから、皇宮も偽、ということらしい。

ラストエンペラーとして有名な、溥儀の住まいだったところだ。

その、偽皇宮へのバスがあるはずなのだが、一向に来ない。結局歩く。

偽皇宮に入ると、最初の建物が溥儀と妃・婉容、妾・玉齢の寝室、その他部屋等。

1階のはじっこに写真コーナーがある。

次の建物は「日本軍の大罪」紹介コーナー。その残酷さはアウシュビッツに負けていない。むしろこちらのほうが残酷かも。

これらを見ていると、日本人として小さくなってしまいそうだが、そういっている今の中国自体、他民族を侵略しているのでは?と思ったりも・・・。

同時開催で、東条英機展があったのだが、もう閉館時間が近いせいか、すでに閉まっていた。

全体を見学して、この偽皇宮、仮王宮だっただけあって、そまつな建物だ。

そうマサトに話すと「所詮傀儡だからね。」という。

 

バスに乗り、八大部を見に行く。

偽満国の中央官庁が集まっていたところで、今の日本で言えば、霞ヶ関みたいなものだ。建物がどれもすごく立派だ。

特に国務院は日本の国会議事堂に似せて作られている。

 

部屋に帰ってきたら、シャワーのお湯が出ない。

小姐に「でないよ」というと、「春節で月曜まででないの」という。

ナンダそりゃ。要はホテルも営業縮小中なのだ。

がっくりしたが、「これぞ中国」とも思う。今まで順調すぎてキモチワルイもの。

 

夕食はラーメン。残っていたロシア製(韓国企業)に加え、今回買ったUFO、出前一丁!の3個。中国の日清食品製だ。

日本企業製のものは韓国企業製のものよりさらに美味しいが、日本本土で売られているものと比べ、八角や香菜が入っていて、何か中国臭い。面白い。

デザートにケーキも買った。しかし、クリームがしょっぱい。ケーキは今までいったどの国のものよりも、日本のものが美味い!