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中国(2回目)6(No.95)遊一路で長城へ〜北京2

【中国版はとバス、遊一路】

228日(日)

万里の長城へ。

前門から出る中国版はとバス、遊一路が便利そうだと、マサトと前門に向かう。

しかし、この遊一路、万里の長城を見物するだけでなく、もれなく明十三陵行きがついてくるという。

マサトは万里の長城に行きたいとは言っていたが、明十三陵に行きたいとは言ってなかったので、周遊しても構わないか確認しなくてはならない。

「明十三陵も行く、でいいよね」と確認するつもりで、「万里の長城だけでなく、明十三陵も行くんだって、どうする?」と、マサトに聞くと、

「こんなところでモタモタしててもしょうがないだろ!!」

「いくらなんだよ!!」と怒鳴るマサト。

なんで、そんなことで怒鳴られなきゃならないのよ。

気に入らないんだったら、自分で交渉すれば。できないくせに。と、心の中で思うワタシ。

まあ、彼の気持ちを察するなら、すでに10時をまわっていたので、

もたもたすると時間がもったいないと思ったのだろう。

「いいよ」と一言同意してくれれば、それでよかったのに。

不機嫌なワタシを見て、少し反省した風のマサト。

怒っても1日がもったいないので、私も機嫌を直すことにした。

遊一路は10時半の出発で、出発時間が今日のツアーバスの中では遅い方だったが、けっこう参加者がいる。

日本人の姿もちらほら。我々以外に日本人は3名いるようだ。

北京から少し高速に乗り、八達嶺に向かう。

長城の近くは山がちで、なかなか景色が美しい。

冬でもこんなに美しいのだから、紅葉や新緑の頃は更に美しい景色だろう。

長城に到着。老いも若きもけっこう急な長城をぞろぞろと登っている。

みやげ屋もさすがに日本語使いが多い。

この八達嶺から長城をのぼるほとんどの人はゲート(要塞)から右手にのぼり、

北回楼(海抜850m地点。毛沢東の碑がある)までで降りてくる。

長城はどこまでも行くことができるので、進んでも進んでも、キリがない。

そう、思えば長城は山海関からかよく関までつづいているのだものね・・・。

バスでもらった昼食優待券でゴウファン(ぶっかけめし)を食べ、

(ユウコ:青梗菜とハムの炒め物と豚バラ・大根・じゃがいもの煮物

マサト:麻婆豆腐、シシトウとハムのいためもの)

明十三陵へ行く。

明十三陵(世界文化遺産)は、明の第3代皇帝から第17代皇帝のうちの13人の皇帝の墓がある場所。

北京から北に50kmほどのところに位置し、風水的に適した場所であることからこの地が墓地として選ばれたといわれている。

陵墓の中でも最も有名なのが長陵と定陵で、長陵は、明時代の最も有名な第3代皇帝成祖永楽帝と皇后徐氏の墓で、十三陵の中では最も古く最大。

定陵は14代皇帝神宗万暦帝の墓で、地下宮殿が公開されている。

長陵は故宮と似た造りの建物で、柱に使われている大楠が名物。でっかい永楽帝の像がある。

定陵から出土された宝石が美しい。万暦帝は「酒と色」を好んだとか。

金ぴかの酒器がたくさんある。妃の冠や服地の刺繍も美しい。

定陵の地下宮殿はややガッカリの感あり。たしかに玉座もあるし、地下27メートルはすごいが・・・。

今までイランやトルコ、ポーランドとかですごい墓いっぱい見てきたからかな・・・。

あんまり感激しなかった。

ともあれツアーは楽しく終了。

ところで、ツアー中に日本人青年2人が5元を拾った。

私は「5元も拾ってイイナー」と思ったが、

彼らは「なんだ、5元か。はした金だな。」と言った。

一般日本人と私たち、お金の感覚が全然違うのだ!!

 

【京劇鑑賞:二日目】

ツアー後、京劇を見るべく、梨園劇場へ急ぐ。

2階席はガイドブックにある価格より10元値上がりしたが、空席があった。よかった。

席を確保し、開演まで時間があるので、近くのラーメン屋でラーメン。

この店「日本風ラーメン」ということで、店内全て日本語メニュー。

しかしウェイトレスは中国人。不思議な店だ。

ニラ玉子味噌ラーメンを頼む。麺は美味しいし、味噌も日本の味噌ラーメンの匂いがするが、少々薄味。

卓上の調味料を追加してみる。2人で勝手に調味して変な味になってしまったか?

梨園劇場の今日の演目は「覇王別妃」と「虹橋贈珠」。

「覇王別妃」はいわゆる「四面楚歌」の話で、「虞ヤ虞ヤ汝ヲ如何セン」というやつ。

歌と踊りが中心で「これぞ京劇」と私は楽しかった。

「虹橋贈珠」は天の掟を破って人間と結婚したいと思った妖精が、天の神と戦う話だが、ややアクロバット風。

昨日の京劇劇場と比べると、昨日の湖広はこぢんまりしていて、臨場感が会って楽しい。

特にバトン系は湖広の人たちの方が上手だった。

しかし、今日の梨園は舞台が広いため、たくさんの人が登場し、アクロバットなどはくるくると人が回って(回転数が多くて)面白い。

あれだけ大きいホールで声がとおっていた、「覇王別妃」出演の俳優達はさすがだ。←マイクらしい。

がんばってもう1回京劇を見て良かった。楽しかった。

【参考】

<覇王別姫(はおうべっき)

英雄・項羽とその妃・虞美人の別れの話。

今から二千二百年前、秦の始皇帝が死んだあと、

天下をねらう英雄があちこちで立ち上がり、壮絶な戦いを繰り広げた。

そのうち最後まで勝ち残ったのは、後に四百年にわたる漢王朝の初代皇帝となる劉邦と、

若くして天下に覇をとなえた楚の項羽。

項羽は戦えば必ず勝つ勇敢な豪傑。

一方、相手の劉邦は、戦争には弱いが、政治的なかけひきが得意だった。

項羽は百戦百勝だったが、いつの間にか劉邦に追いつめられてしまう。

項羽は巻き返しを図り、軍隊を連れて故郷の楚の国を目指すが、その途中、劉邦の軍隊に包囲されてしまう。

いわゆる「四面楚歌」(しめんそか)の名場面。

 

<虹橋贈珠(こうきょうぞうしゅ)

虹の橋で女神から魔法の宝石をプレゼントされる、という芝居。

昔、水の女神が、人間の若者に恋をした。しかし、神と人間の恋愛は、天の掟で禁じられていた。

水の女神は、愛をつらぬくため、ふたりの仲を裂こうとする神々の軍隊と壮絶な戦いをくりひろげる。

 

以上2話の紹介は、日本京劇振興協会:京劇実況中継サイトより抜粋。