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199911日(金) 晴れ ブダペスト

 

【一夜明け、本日は1999年元旦】

年の始めをどこに置くか。現地時間よりも日本時間のほうが、なんとなく「年が明けた」という気になる。それはつまり昨日の午後4時だ。

 

 一年の計は元旦にあり。というわけで、さっそく「一年の計」を書く。

 

・無事に家に帰る。草加に引っ越す。家内安全。奮励努力

・仕事もするが、勉強もしよう

 

 昨晩は教会から戻ってからすぐ眠りに就いた。

 今日は一日外に出ることなく、現像した写真を送るためのコメント付けをする。たった1ヶ月前のこととはありながら、トルコでの出来事はかなり忘れている。思い出すのに苦労したが、この1ヶ月の出来事を振り返るには良い機会だった。夕方、「初詣」と称して教会にでも出かけようかと思っていたが、ユウコは微熱があり調子が悪いので、やめる。

 

 ところで、今朝、日本人が2人現れたが、突然の来訪だったらしくベッドの空きがない。ヴァリも困った様子であった。結局、彼らは去っていった。

 

 ユウコが朝食の準備をしていると、ノリ君が両手に余るほどのインスタントラーメンを差し出し、「あげます」と言う。

なんでも、「調子に乗って買い込んでしまいましたが、食べきれないので」とのことだ。とりあえず頂いておく。その彼らは、我々の居る脇で、新年の朝食、インスタントラーメンの用意をしている。

「黙って見過ごすわけには行かないなあ」と思ったところでピンとひらめき、冷蔵庫に入れてある、一昨日買ってきた卵を取り出した。「タマゴ、あげましょう。ラーメンに、ぜひ」。彼らは大いに喜んでくれた。

 

 クリスマスに関しては、「さすがヨーロッパが本場だなあ」という感じで、しかも思いもよらず楽しく過ごすことができたが、年末年始に日本に居ないというのは、けっこうさびしい。

「そうですよねえ」とケン君。今日も4人で夜のひとときを過ごす。

思い返すに、昨晩から今日まで、除夜の鐘、年越しそば、初詣、お雑煮、おせち、コマにタコ。なんにもない。

 

ケン君「あー、凧揚げしたくなってきた。その辺で誰かやってないかなあ」

ノリ君「やってるわけないよ、ここハンガリーだもの」

ケン「きみ、雰囲気をぶちこわすこと言わないでよ。気持ちが大事だよ。タコあげ、やってる?」

ノリ「あー、子どもの頃はやったけどねー」

ケン「都会じゃ電線が危ないからなあ。ブダペストでもねえ、危ないよね。その辺の電線に、タコが引っかかってたら、どうする?」

ノリ「どうするって、びっくりだよね。ハンガリーだもんね、ここ」。

 

年末年始と言えば、紅白歌合戦、ゆく年くる年、新春初笑い、と考えると、我々の正月にテレビは欠かせないものになっているということに気づく。

 

ケン「いまここに求められるのは、お笑いだ。あー、正月のさあ、染之助・染太郎とか、おめでたいの、見たいよねえ」

ノリ「そうだねえ」

ケン「正月にしか出てこないお笑い芸人って多いよね。マギー四郎とか、良いよねえ。あと、あれ、ギター持ってさ、『な〜んでかぁー』ってやる人、なんだっけ。マサトさん、知ってます? 牧伸二じゃないですよ、あれはウクレレだもんねえ。あー、名前が出てこないなあ」。

 

この2人の「漫才」も、僕にとっては充分に楽しい。

 

ケン「ドラえもんの道具で、今ひとつだけ手にはいるとしたら、なにが良いですか? 僕は『どこでもドア』だなあ」

ノリ「僕は『タイムマシン』がいいな」

ケン「えー、そんなの欲しくないよ」

ノリ「楽しいジャン。昔に行ったり、未来に行ったり」

ケン「それより俺は『どこでもドア』で日本に帰りたい。そしてお笑いを見る。あと、おせちを食べて、お年玉をもらう」

ノリ「おとしだまぁ? その年で?」

ケン「『その年で?』って、同い年でしょが。もらってないの? 俺、まだもらってるよ。親父もくれるし。あぁほしい。ぜひほしい、お年玉」。

 

年が明けてもケン&ノリのコンビは面白い。

 

今日は本を読んだり手紙を書いたり、全くお金を使わなかった。