ラオス1(No.101)シーサンパンナと似た街〜ウドンサイ

【中巴に詰め込まれて】

311日(続き)

ラオスの入国もノンキ極まりないが、妙に出入国カードが立派だ。

しかしそのカードの半分(出国用)は数十秒で取られてしまうのだから、立派でも意味ないな。

イミグレの裏のExchange officeで両替。

両替所のあんちゃんは少し英語ができ、「11時にルアンナムターもウドンサイもバスが来る。」と言う。

そのとおり、11時にルアンナムター行きは来た。でも出発する気配はない。

ウドンサイは来やしない。ルアンナムターへ行くU君と、暇なのでおしゃべりしたりして過ごす。

ラオスのイミグレの近くのトイレはすごいキレイだ。

ラオス人、衛生観念Goodなのかな・・・。と思う。

12時頃やっとウドンサイ行きバスが来た。

乗り合いトラックではなく中巴(マイクロバス)だ!やったー!!と思うが、もう我々の席はない。

すでに満員。なんだか私は一番後ろの席にムリヤリ押し込められた。

マサトに至っては座席すらなく、通路に座らされた。

おぉ、ラオス人もムリヤリか・・・。と思ったら、

運転手はじめ、客のほとんどは中国人だった。

私の両隣の中国人は景洪の人で、ラオスにある工場に行くらしい。

顔は漫画家の蛭子さんに似ている。

彼のひと月の月給は50ドルくらいとか。

私たちは「ひと月いくらもらうのか」と聞かれ、1000ドルと答えたのだが、

顰蹙だったかもしれない。

蛭子さんは「ラオスは良くない。南部はまあまあだが・・・」という。

中国を今まで旅してきたんですよというと、「どうだった?」

と聞かれたので、「中国は良いところですね」と言っていたら喜んでいたが、

お金の話になると、「中国は駄目だ。日本はイイナ。」と本音が出た。

ウドンサイには所要時間4時間で到着。結構早かった。

バスを降ろされたところの近くの食堂で、マサトが白人さんに道を聞いてくれ、

泊まろうと思っていた、SINGTHONGホテルが見つかる。

SINGTHONGホテルは1泊15ドルとゼータクかもしれないが、もう旅も終盤、節約の必要もないだろう。

ここにする。アメニティグッズもそろっているし、きれいで広い。

ホテルの入り口にはラオスの地ビール「ビアラオ」の看板がある。

今日は朝もパンだけでお昼抜きだ。

さっそく食事へ。

まだラオ語がさっぱりわからんので、英語メニューのある店「Thanoosin Restaurant」に入る。

ここはガイドブックによると「Best cook in town」らしい。たしかに美味しい。

しかしハエ多し。

卵と野菜のチャーハン、ナノハナ・キャベツなどの入った野菜スープ、鶏肉のネギソース炒め(スパイシーでうまい!)を食べる。

ウドンサイは雰囲気も食べ物も人もシーサンパンナと似てる。

というより、シーサンパンナが「中国」ということじたい、ムリがあるんだよネェ。