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ポーランド3(No.77)神様はお金持ちが好きか〜チェンスタホヴァ

【黒いマドンナの教会】

117日(晴れ)

ローマカトリックのポーランドにおける総本山「Jesna Gora monastery」のあるチェンスタホヴァに行く。

駅から歩いて数百メートルのところに教会(修道院)への「参道」があり、ありがたい建築物の前へと開けている。

今日は駅の温度計で9℃(帰りには11℃!)という、青空広がる小春日和であり、道ばたにももう雪はない。車窓からの農場の一部は緑が芽吹いていた。

教会の中へ向かって、老いも若きもお参りの人々が吸い込まれていく。

入り口の@に行くと、英語が堪能な、親切な初老のシスターがおり、「12時半までご本尊が開いている」と教えてくれた。もう数時間もない。早速本堂へ向かう。

祭壇の前で、敬虔な祈りを皆捧げている。賛美歌、司祭の説教、そしてお布施の催促。ここのご本尊、Black Madonna(黒いマドンナ:黒いマリアともいう)はまさしくただいま「ご開帳」で、お祈りの最後に大仰な吹奏楽と共に銀の扉の向こうへと消えていく。この時、ひざまづいている(敬虔な)人も多いが、「見せてー」と背伸びしたり、前に出てきている野次馬も多い。私のようなただの観光客もたくさんいるのだろう。ともあれこの教会は立派な建築物だ。

@のシスターのお薦めに「宝物館」「博物館」「剣」があり、まず「宝物館」に行ってみる。ぞろぞろと1列に並んで入る。無料。入り口の扉からして豪勢な建物。

内部に入ると、これでもかと宝石、時計が並ぶ。びかびかと宝石をつけた神具。金糸・銀糸・宝石が縫い込まれたマリアやマリアのカバー、司祭の服も展示されている。そして喜捨されたおびただしい量の金貨。「なんじゃこりゃ」である。宗教ってこれでいいんか?信心の心を神様がはかるのはお金のみ?信じることそのものが帰依なんじゃないの?

しかし、日本でも密教の法具がゴーカになった時代はあったし、私たちは正月や旅先で神社で並んでまでお金(賽銭)を投げる・・・同じか。

イスラムも信心を表すのはやっぱりお金。神様って皆そうなのかも・・・。

お宝の是非は別として、ここのお宝は、テヘランの宝石博物館に続いて「見に来た甲斐あり」だ。入場料タダだし。

宝石にかぎらず、日本人ぽい絵の描かれた壺などもあった。

博物館のコーナーにはたくさんの宗教画と楽器、そして勲章。

剣のコーナーにはトルコとの戦いで得たものが展示されており、興味深かった。ずいぶん遠くまでトルコ軍は来たんだね。

 

明日でこのクラクフのプライベートルームともお別れ。この家の住人は、客と少しも交流しようとしないので、マサトに「ポーランドの人はおとなしくてさみしいねー」と言っていたが、「今日で最後です」と告げたら、急にこの家の主人(お父さん)が「記念に」と水晶のようなものをくれた。この家の廊下にはコレクション石用の飾り棚があって、その中のひとつをくれたのだ。クラクフでは泥棒に遭うし、この家の人は無愛想だし、クラクフにいい印象を持っていなかった私だが、人間、ゲンキンなもので、ものをもらって、自分たちのことを疎ましく思っていたのではなかったのだと、急にうれしくなった。意外とこの国では「放っておくのが優しさ」なのかもしれない。