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ロシア3(No.86)サーカス、美術、クレムリン〜モスクワ

 

【ロシアといえばサーカス!】

モスクワ・シェレメチェボ空港Tに到着し、難なくメトロでゲストハウスへ。極北ムルマンスクから来た私には、モスクワの風がやや、なま暖かく感じる。調子に乗って少々薄着をしたらさすがにサムイ。しかも、すっころんだ。この先の旅を暗示しているのではないと良いが・・・。

せっかくモスクワに来たので、最初、オペラかバレエをボリショイシアターで見たかったが、券がない。ダフ屋が買い占めているのかも。(シアターの前はダフ屋で一杯)わざわざダフ屋から買ってまで観たいとは思えず、「観ても、観なくても、どっちでもよくなった」と言ったら、マサトに怒られた。ごめんなさい。結局「大衆演芸」サーカスを観ることににおちつく。

サーカスを観る前に、今日は2回カフェに入った。

1店目「フラミンゴ」 

マサト:揚げペリメニグラタン風

ユウコ:ガルショーチケ(壺煮:じゃがいも、牛肉、人参入り) 

2店目「トリニダード」

マサト:ココナツプティング

ユウコ:バナナのアイスアラモード 

トリニダードなんて、郊外のカフェだからと思ってナメていたら高――――い!!サービスはいいけど〜。店の看板に「KAФЕ(カフェ)」とあっても、安くない。(軽食店「カフェ」は通常、レストランより安い傾向)

しかも、サーカス後入ったマックも高い。マックのくせにバリューセットがない!!せちがらい世の中でござる。

それにしても、サーカス、すごかった!全部で2時間強。前半の1時間で、けっこう疲れてしまった。ふむっ!と息をつめて見ていたのだ。それくらいひきつけられる。サーカスがこんなに面白いとは!道化師、大自転車の曲芸、棍棒を持ちながらの組体操、動物を使った曲芸などの演目。馬を使った芸をする青年達は、どことなくカザックの人を思わせ、懐かしい。純ヨーロッパでなく、アジアとハーフのようなカザフ人て、日本人の私にも親しみが持てて、かっこいいデス・・・。動物たちの中でも、サルや犬は自ら進んで楽しそうに芸をしているが、クマはいやいやという感じで、何度も鞭打たれ、可哀想だった。体操系の演目にはトランポリンもあったが、空中ブランコが無くて残念。でも大満足。大人も子供も童心に帰って楽しんでいた。ユウコもポップコーンやわたあめを買ってもらって大ヨロコビ。(子供か?)

 

シベリア鉄道の切符を買った。モスクワからイルクーツクまで4日間の旅。長いけれど、イルクーツクまで行くと、中国はもう目と鼻の先。最初の国、中国に戻って、旅の終わりもいよいよ見えてくる。そう思うと、なんかさみしいような、少しうれしいような・・・。いると、そのときは大変なんだけど、ロシアって長居したい。ロシア語はかわいいし(バーブシカとか)もっと勉強したいなあ。

今日のホテルはドミトリー。5人部屋で我々二人以外にもう1人日本人がいる。

 

【クレムリン】

28日(くもりのち晴れ)

もう1人の日本人、N氏はここからタリンへ行き、その後は北欧を廻るのだそうだ。彼のロシアのビザは北京でとったため、10日間のトランジットビザ。そのうち7日間をシベリア鉄道で過ごしたので、モスクワに居られるのは3日、おととい来たので、今日はもうロシアを出なくてはならないという。人ごとながら、大変だ。

今日はクレムリンへ行く。最初、ロシアホテル近くの地下鉄駅で降り、散歩する。教会と白い雪、青い空のコントラストが美しい!今日は寒いが、よく晴れている。

Stバジルの大聖堂(聖ワシリー教会)は、壁のモザイク模様がカワイイ。塔上のタマネギはターバンみたいだ。どことなくモスクを思わせる。

赤の広場は広い。時計塔、歴史博物館、GUMデパートに至るまで、どれも美しい。

カザン教会はいかつい名前のわりには、意外とこぢんまりしていて、ピンクのかわいい建物。

レーニン廟は現代美術のような外観だが、意外と質素。

来るまでは、「赤の広場」というと、共産主義的な無機質な建築を思い浮かべていたが、ここはどうだ!?色とりどりの玉ねぎたちが、まるで「おとぎの国」のようではないか!!

公園を通り、クレムリン内部へ。私たちは、学生券をGet。荷物を持って入ろうとすると、怒られる。

ゲートをくぐってすぐ左は軍隊。右にはコンサートホールがあり、その奥に教会群がある。

どの教会も玉ねぎはゴーカであるものの、外壁はシンプルだ。教会内部がすごい!スチャヴァもびっくり!スチャヴァのイコン・壁画の素晴らしさは筆舌に尽くしがたいと思ったが、ルーマニアのそれらを思い出させるイコンの数々がここにもある。ここの教会の画調も題材もルーマニア正教のものと似ているが、ルーマニアの教会で見られた、首チョンパや拷問、ジゴクなどの絵はほとんどない。キリストは素晴らしい、美しい、そればかり。マサトはこのような美しい世界を描いて、だからオレ(ロシアの王)もえらいという論を表しているのではないかという。

アルハンゲリスキー聖堂だけ、ハンガリーやポーランドのカトリック教会のような壁画があり、興味深い。これらのイコンが描かれたのは13〜14世紀で、描いた画家はイタリア人(ギリシャ・ローマ人)だったというが、彼らの芸術レベルは相当高く、そしてそのころのロシアは田舎だったのだろうなあと思わせる。

クレムリンでもう一度N氏に会う。彼は絵で旅の記録を残しているようだ。この景色を絵で表現できるのは素晴らしいことだ。私にも絵の才能があったらなあ・・・図工2は辛い。

クレムリン近くのイタリアンカフェテリア「SHARRO」で食事。

ユウコ:タバカ・隠元と人参の炒め物、白菜・オリーブ・白チーズ・トマトのサラダ、チーズクロワッサン、コーラ

マサト:ミートボールスパゲティ、ビール

私のはセットメニューで安かったが、それでも69ルーブル。モスクワの物価はせちがろうござる。どれもおいしそうで食べたくなるけど・・・。

GUMデパートをひやかし、美味しいショコラータマロージュナエ(チョコレートアイス)を食べ、夜食の買い出しをし、部屋へ戻る。

N氏が出発してしまったので、今日は2人で部屋を独占。嬉しい。

 

【プーシキン美術館】

29日(曇りのち晴れ)

今晩はシベリア鉄道に乗るので、しばらくシャワーが浴びられない。朝シャワーをあび、食事をして、宿で少しのんびり。

モスクワ観光最終日はまず、フルシチョフなどのいる墓地(ネヴォデヴィツッ僧院)へ。ここは昔ピョートルの妹や別れた嫁が幽閉されていたこともあるらしい。幽閉場所とはいえ立派な建物。中は見ない。

外を一回りしたら寒い。インターネットへと急ぐ。父および友人4人から便りあり。父、トカイを飲み、大いにヨロコブ。私もヨロコブ。1時間15分ほどメール。

繁華街に行き、「ペンギンカフェ」でお昼。

ペリメーニ(水餃)とキエフ風カツレツ、サリャンカ、ビール。

2人で10ドル。やっぱりこんなもんなのかな。店員さんも「おいしかった?」と感じ良し。

両替をし、プーシキン美術館へ。

ダビデ像がある。もちろんホンモノではなく、コピーなのだろうが、記念撮影。

この美術館は2階がメインで、ルノワール、ゴヤ、ゴッホ、ゴーギャン、モネ、マネ、マチス、ピカソ、ロダン、セザンヌ、デガなどなど・・・。ゴーギャンがいっぱいあるはずなのだが、多くが貸出中。残念。ピカソは昔のもの(写実的な時代)の作品も多い。ミニエルミタージュだ。しかしエルミタージュの時のように「おー!」という感動や「これ好き♪」という作品はない。

あえて言うなら、ゴッホの男の人のポートレートがバックの色が不思議な感じで、面白かったけれど・・・。

あっという間に7時になり、再び繁華街でお茶。日本のパン屋「ヴィド・フランス」を思い出させる「デリ・フランス」という店。高かった。でもロールショコラ(チョコパイ)は美味しかった。

お茶していたら遅くなり、鉄道駅へ駆け込む。すると、途中の地下鉄駅前でコケた。ロシアのおじさんは「アスタロージナ(あぶないよ=きをつけて)」と手をさしのべてくれ、優しい。マサトは振り返りもせずスタスタ。急いでいるとはいえ、ちょっとは気にしてくれてもいいんじゃないの!?

シベリア鉄道は2人部屋!!大いにくつろぎ、ビールでカンパイ。旅を楽しめそうだ。2人部屋だと地元の人と会えないのはさみしいが、安全で気楽ではある。シベリア鉄道の2等は4人コンパートメントが標準なので、覚悟しながらも、治安の面で少し不安だったのだ。