バルト３国（リトアニア）１（No.79）優しい人々〜ビリニュス
【Villinus in your pocket万歳！！！】
1月21日（くもり）
ポーランド−リトアニアの国境越えはあっという間だった。バスは1時間以上早く（！）ビリニュスに到着。
ポーランドの駅やターミナルは怖かった。でもリトアニアの人々はポーランド人ほど怪しくない。
YH（ユースホステル）の情報センターが8時からなので、それまで両替＆マックで食事。
マックは世界中どこへ行っても同じ味がする。出来たてのアップルパイとフィレオフィッシュがうまい。自由に読めるマガジンラックがあり、その中に英語新聞があった。円が1ドル111円と見てびっくり！円高、円高、うれしいよ♪すっかりうきうきする私たち。
少し落ち着いて、周りを見渡してみる。リトアニアは若者もカッコイイ。（ポーランドは怪しいハゲばかりだった。）
意気揚々とＹＨ情報センターへ。しかし情報センターは移転（がっくり）。でもポーランドと違って周りの人が移転先を教えてくれる。リトアニア人、親切だ。教えてもらったバスに乗ろうと駅へ戻ると、偶然ＹＨの看板発見！たどって行ってみる。しかしそこは大部屋のみ。2人部屋のある別のＹＨを教えてもらう。ここの人も親切だ。
また、マサトはバスとトラムの券を間違って買わされるが、検札のオバチャンは見逃してくれた。
２人部屋のあるという、ＹＨに到着。フロントは美人娘2人が出てきて、愛想も良くごきげん。さらに「リノベーション中なので」とディスカウントしてくれた！この建物、廊下は少々ベンジョ臭いが我慢しよう。
街へ。まず、ロシアのビザ取りのためにトラベルエージェンシーへ行く。呆気なく取れる。しかも2ヶ月のツーリストビザだという。延長の心配もない。火曜受け取り。しかも明日にはパスポートが戻ってくるので、ラトビアビザも問題なし。マサト、うれしさのあまり泣く。お祝いにカフェで生ビール。これが安くてうまい！つまみ（？）にたのんだスープ（まめとじゃがいも、にんじん、牛肉のコンソメ）、チーズベーコンチキンカツのクリームソース添え、茹でポテト・にんじん・グリンピース）がうまい！！
良い気分でインターネットでメールチェックする。
その後飲み足りなくて、もう一度カフェテリアで黒ビール！つまみの酢豚とマカロニサラダ、カリフラワーのクリーム煮、いずれもセルフサービスのお店とは思えないほどうまい！すごいぞリトアニア！！
これらのカフェはVillinus in your pocketという地元発行のガイドブックに紹介されていた。なんと素晴らしい情報誌だろう。Villinus in your pocket万歳！！！
【順調な観光】
1月22日（曇り）
夜行で疲れていたのか、9時まで寝てしまった。
このＹＨは快適なので、ビリニュスでは宿を移る必要はなさそうだ。宿泊延長を申し出る。
フロントは「あなた方がもう一泊することはOKだが、部屋を移るかも」とのこと。この後、私たちは「別館」から「本館」に移った。
「本館」の部屋はダブル。共同キッチンの調度は、別館より良い。廊下も便所臭くない。しかし、シャワーだけは別館のほうが良い。後から作ったからだろうか。別館はたくさんの人が泊まっているのに、トイレが1つしかないのも問題かも。
ともあれ、市内観光へ。聖アンの教会へ行く。ナポレオンが「フランスへ持って帰りたい」と言ったという美しさのはずだが、外装は一部修理中。全景が見られないのが残念。しかし、内部も美しい。
今日は雨が降っているので、３つの十字架の丘へ行くのはやめて大聖堂を見る。大聖堂の周りにはこの国では珍しく、ポストカード売りのオヤジがいる。
郵便局へ。子ども達はコンピュータゲームに夢中。マサトも「鉄拳」の観戦にムチュウ。ビリニュス中央郵便局は封筒もカードも包装紙も充実している。ここの銀行で両替。この銀行では、ラトビア・エストニアのお金も入手できる。
大聖堂の前に戻り、「文学サロン」で食事。すごく雰囲気の良いレストランだ。少々高いが仕方ないだろう。
ユウコ：サラダ（ハム・セロリ・チーズ・人参・リンゴなど）、ビーフシチュー（というよりストロガノフに近い。マッシュポテト添え）
マサト：ブリナイ（マッシュルームのクリーム入り。茶巾形）、ビールを頼む。
ＫＧＢ博物館へ。重苦しい雰囲気。じめじめした部屋。ウナギの寝床のように細長く、早く出たくなる。
パスポートを取りに旅行代理店へ。「ビザは火曜にできますよ！」とのこと。20ドルずつ返ってきた！
夕食は生演奏のある「マルセルケス・セラティス」へ。ビール2杯ずつ、サラミ、ツェペリナイ（肉入り）、まめと牛肉の煮物を頼む。大満足。
すっかりいい気になり、酒、スープ、水、靴の中敷きなどをスーパーで買う。私たちはうかれている。
購入したハチミツ酒（？）「マルーニニンク」はコニャックに似ている。すこし「黒飴」の味がする。