ふらり出かけたルーマニア。それは
「ルーマニアはノーグッドか?」 の問いに答える旅でもあった……。
海外旅行としてはマイナー、だが気になる東欧の国、ルーマニア。イスタンブールから国際バスで国境を越え、ブカレストからさらに鉄道とバスで北上するルーマニアへのひとり旅は予期せぬ「出会い」の連続であった。最初でつまずいた忌まわしいスリとの遭遇。しかし、ふと立ち寄った小さな村では村人から歓待される。そして子どもたちや若者たちとの心温まる交流……。本書は、様々な体験と出会いを通してルーマニアの素顔、その魅力に惹かれていく様子を若々しい歯切れのよい文章で綴る異色の旅行記である。
主要目次
- プロローグ 〜国境を越えるバスに惹かれて
- ルーマニアを目指す
- 闇両替屋の手口
- ブルガリア大使館
- 車中の人々
- 日本への眼差し
- 川の向こうはウクライナ
- 小さな村を歩く
- 若者達との出会い
- 美しい月夜の晩に
- 日本人であること
- ルーマニアとの別れ
- エピローグ 〜ルーマニアには何がある?
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