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ハンガリー1(No.70)“ドナウの真珠”ブダペスト〜ブダペスト1

 

【まず、やらねばならぬことを片付ける】

1230

昨日は私、いびきをかいて寝ていたらしい。国境越え、宿探し、ブダペスト観光、日本食レストラン体験、バーで一杯・・・友人も出来、楽しく、盛りだくさんの一日だったが、昨日はさすがに疲れた。

しかし、今日は休んでいるわけにもいかない。行かねばならぬところがある。次に訪れる国、スロバキア大使館だ。早めにスロバキアのビザを取っておかないと、前に進むことができない。もう年末だし、さすがにクリスマス休暇が中心のヨーロッパでも大晦日とお正月くらいは大使館も休みだろう・・・。昨日、Oさんに頂いた新しい地図のおかげで、すぐにスロバキア大使館に到着できた。

ブダペストの大使館でスロバキアのビザを申請するのはマケドニア人が多いという。商売のためだろう。しかし、マケドニア人もお正月休みのせいか、その姿は見られない。マケドニア人はおろか、他の国の人も、私たち以外にビザとり客は見あたらない。いつもは2〜3時間待たせるはずというビザ受け取りだが、今日はその場でハンコボーン!簡単にビザが下りた。大使館受付のお姉さんも愛想が良い。今日はわけわかんないこと言うマケドニアのオヤジ共が来ないから嬉しいのだろう。いままでで最も優しい大使館員だったかもしれない!?

あまりにも早くビザがとれたので、スロバキアの次に訪れる予定の、ポーランド大使館にも行ってみる。ここも人は少なく、すぐに申請できた。申請用紙の書き方に、英語と中国語の表記があるのを見て驚いた。世界数ある言語の中で、よりによってなぜ中国語?昨日Gさんが「ブダペストには10万人も中国人が住んでいるんだよ。不思議ダネ。」と言っていたことを思い出す。世界に進出している華僑はたくましい。ポーランドはさすがに即日発行とはいかなかったが、ビザは明日受け取れるとのこと!幸先イイデス!!

 

【ハンガリーの食事はおいしい】

お腹が空いたので、ガイドブックでおすすめのレストランへ行く。「Csendes」という店だ。

ガイドには「国立博物館の斜め向かい」と場所について記述があるが、博物館の斜め向かいにはそのような店はない。しかし、ガイドブックに記載されていた住所が合っていたため、なんとかたどり着けた。残念ながら私のお目当てのハンガリー名物、グヤーシュやハラースレーはなかったが、大衆食堂という感じで気軽に食べられるようなメニューがいろいろある。マサトは豚薄切り肉の具巻き上げ定食(サラダ・ポテト付き)、私は鳥レバーハンガリー風(ケチャップ煮)とグリンピースごはん、2人でカプチーノとビールを頼んだ。どの料理も美味しいのだが、来るまでに少し待たされる。時間に余裕のないときは、この店に入るのは無理だろう。ここの定食は「量が多いだけでオススメできない」と書いてある本もあったが、マサトの定食はおいしかった。そして明朗会計。

しかし、私たちの金銭感覚がすこしずれているような気がする。ルーマニアで8000レイもするコーヒーは飲まないのに、ハンガリー通貨で同じ価値の150フォリントとメニューにあったら、なんとなく安いような気がして、飲んでしまう。良くない。レイよりケタ数が少ないだけなのだから、フォリント表記でもただしく認識できるように、金銭感覚を改めなくては・・・。

 

【ヴァリの歓待】

写真を現像に出し、明日以降の正月用買い出しをする。ヴァリの家の近くには大型のスーパーマーケット(Big-Aに似ている)があって便利だ。

部屋に戻って、洗面所でマサトが洗濯しようとすると、ヴァリに「洗濯機を使ってちょうだい」と言われる。洗濯機で洗濯をするのは久しぶりだ。

洗濯機を使っている先客がいたので、部屋に戻ってのんびりしていると、ヴァリが訪ねてきて「プレゼントよ!リビングに来て」という。

そこではヴァリお手製のグヤーシュが用意されており、マサトにはワイン、私には「女の子には特別ね。甘いの好きでしょう?」とマスカットのリキュールもふるまってくれた!!自家製グヤーシュ、とてもおいしい!パプリカを使ったシチューといったところだが、少し辛めのパプリカを使っているのか、ぴりっとする。そこがとても良い。

 

【観光地のコンサートはちょっとがっかり】

食後、マーチャーシュ教会のコンサートへ。12000フォリントもとる。最初、良い席を提示され、一人3000フォリントと言われた。高いので、「やめます」と言って教会を出た。しかし、せっかく来たので、あきらめきれず戻ってチケットを買おうとしたら2000フォリントといわれたのだ。会場は旅行者で一杯。曲目はバッハ。バッハの曲って、やっぱり指遣いの練習曲みたいだ・・・(単調)。教会は広すぎて、音響効果がいまいち。歌とオーケストラの演奏も微妙にずれる。音の伝達の効果だろうか、指揮者と演奏がまったくかみ合っていないように見える。演奏している彼らは素晴らしい大学を出て、「プロ」なのだろうが、

ルーマニアのシゲットの教会の聖歌隊の演奏の美しさには敵わない。たしかにここも美しい教会であるし、それなりに「魅せる」演出はしているが、シゲットの時のように涙するほど心をうつ感動はない。シゲットの聖歌隊は少女達の心の美しさ、純粋さが歌に出ていたということなのだろうか。お金儲けのために歌っているわけではないから・・・。

そんなことを考えていたら、突然オーケストラのトランペット奏者はひどい失敗をするわ、観客は曲の途中で席を立ったり、カメラのフラッシュを焚いたり、会場を出たり入ったり、マナーが悪くて閉口した。こういうコンサートが「観光客向け」というものの限界なんだろうか。

思い返せば新婚旅行で鑑賞したプラハのコンサートもなんだかがっかりであった・・・。音楽の本場のはずなのに。

音楽はそこそこに、教会の彫刻や木像の鑑賞に熱をいれる私であった。

しかし、こんなコンサートでも、みてなんぼ。見たことを後悔はしていない。むしろ、みておいて良かったと思う。見ないと、批判さえできないのだから。そう自分に言い聞かせる。

部屋に戻り、マサトとワインを飲む。

そういえば、初日にマーチャーシュ教会を見学したとき、Gさんに「ここのコンサートに時々来ますか?」と聞いたとき、「ぼくはこないよ。高いしね。」と苦笑していたが、確かに値段ばかり高くて低レベルでは、地元の人は見に来ないのだろう。

 

【今日は大晦日】

1231日(くもり)

ポーランドのビザ、無事取得。

ヴァーツィ通りの写真屋さんで現像したものの受け取りおよび、証明写真を撮る。ビザ申請に使う写真が残り少なくなったためだ。旅先で、証明写真を撮る経験をすることになろうとは・・・。

証明写真は日本のように街角にある自動販売機のような箱でとるのではなく、写真館の中でとる。写真館というと古くさいイメージがあるが、この写真店は明るく近代的なつくりで、証明写真撮影機にもコンピュータが使われている。モニタにデジカメに写っている自分の姿が映し出され、店員さんの合図でポーズをとり、その動きが止まる。4ショットほどの中から自分の好きな写真を選び、現像してもらうというもの。なんと素晴らしいシステム!今回はお願いしなかったが、きっと写真を修整してもらうのも簡単だろう。

写真の現像受け取りでは、サービスで現像しただけの本数の新しいフィルムをもらった。そのフィルムのパッケージを見て、マサトが「100か・・・。」とがっかりしている。彼がフィルムをもらうのを断りそうだったので、「一応もらっておけば」といった。きりつめられるところは切り詰めた方がよい昨今、感度400というのにこだわらなくても良いような気がする。実際、100だろうが、400だろうが写り方にたいした差はないようにみえる(そりゃ400のほうが若干光は美しいけど)。どちらかといえば現像技術の影響のほうが大きいのではないだろうか。これは写真の分かっていないものが言うたわごとなのだろうか。

写真館を出て、「街見物をしようか」とマサトが言うが、私はさすがに疲れていて、目もしょぼしょぼ、鼻もずるずるなので、インターネットカフェで友人などにメールを出し、ドナウ川沿いを少し歩く程度にとどめ、帰る。

帰り際、地下鉄国会議事堂駅のパン屋でアップルパイとカスタードクリームパイを食べる。日本のパン屋さん並に激うま!

夕食はSくん、Nくんと共に。大晦日メニューは、ヴァリのキッチンを借りて、チキンステーキにゆでポテト添え、トマト、チーズにシャンパン、ワイン、パンだ。

 

(つづく)