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トルコ6(No.56)エーゲ海の都〜エフェス・セルチュク

【アヤちゃんの宿】

1126日(続き)

市(村?)バス、セルチュク行きバスをうまく乗り継ぎできて、3時間半でセルチュクに到着。早速ホテルの客引きがわらわらと寄ってくるが「予約してあるから」と一蹴。今日はガイドブックで良さそうだと思った「Vardarファミリーホテル」通称「アヤちゃんの宿」に泊まると決めている。実際には「アヤちゃんの宿」に予約などしていなかったが。「アヤちゃんの宿」では、門前でいかにも人の良さそうなおじいさんがお出迎え。おばあさんも暖かい。きれいな部屋に満足。しかも、112000リラとは安い。オフシーズンって良いことだなあ。コップになみなみとチャイのサービス(トルコ紅茶用のコップではなく、普通のコップ)を受ける。「ジプシーがたくさんいて危ない」とおじいさんは言う。でも、街を歩いてみると、そんなに街の人はしつこくない。絨毯屋も「じゅうたん・・・」と消え入りそうな声でささやくのみだ。

博物館を見学。おお、あった!!たくさんの乳房を持ったアルテミス像!!足や胸、腹の質感がすばらしい。硬い石でできているのに、やわらかいものでできているようだ。そしてちん○人形!!この人形は、人が寝ている間の守り神だったという。このころの墓石は、墓石といえども素晴らしい彫刻が施してある。遺跡からの出土品展示の奥には、民俗学博物館のようなものがある。トルコの手工業、住まいのようなものを表している。シーズン中にはハマムやみやげ屋もオープンするらしいが、今は何もやっていない。

ヨハネにちなんだ教会から、アルテミス神殿(というか、ただの棒)が見えたので、入場するまでもないとして、中心街に戻る。

郵便局近くのピデサロン(ピデ屋)のラフマジェンがおいしい。私はピデよりもラフマジェンのほうが、生地がぱりぱりして好きだなあ。おなかのもちは、ピデの方がいいと思うけれど。しかもラフマジェンは安い!マサトは「コーラと同じだ。肉まんみたいなものか?」という。(スナックだといいたいのか?)次の旅程などをおしゃべり。汽車でイスタンブールに行くのもいいねえと話していたのだが、良い時間に出るものがなく、バスになりそうだ。

駅からの帰り道、SB氏に会う。もう会っても驚きもしない。彼も「イスタンブールでも会うでしょうね」という。「なんか、さみしくなっちゃて。やる気ないっす。」というので、「夕飯でも一緒に・・・」といいたいところだが、今日はアヤちゃんの宿で夕食を予約してしまった。残念だ。「しかし、1人はさみしくなるんだろうなあ、きっと。今はどこもオフ・シーズンだし。こころにぴゅーっとすきま風が吹く感じだろうか?」と言葉には出さないが考える。2人で旅しているデメリットもあるだろうが、2人で旅しているからこそ、どんな場面でも頑張れるのだろうと改めて思う。

アヤちゃんの宿での楽しみにしていた夕食は、トマト味のヌードルスープ、レタス・タマネギ・トマト・キュウリのサラダ、インゲンのトマト煮、大盛りのご飯、キョフテとポテトの煮物、大きなカップに入ったアップルティーと盛りだくさん。久々に「これ、全部でいくらになるんだろう・・・。」とびくびくしないで、おなかいーっぱい食べたよ!

 

【強盗には気をつけましょう】

1127日(曇り)

朝食はまたまたトルキッシュ・ブレックファスト。ママ(おばあちゃん)が、「となり、マフィア、アブナイ」としつこく言う。「ジャポニー、おなか、とられた、クスリ、アヤチャン、ママ、イズミール、ドクトル」などともいう。どうやら、日本人で強盗にあった人がいるらしい。

マサトが「Y氏では?」という。そうかもしれない!恐ろしいことだ!!!「タクシー、2ドル、セルビスじゃなーい!アブナイ」とも何度もいう。

今日はエフェスの遺跡にバスターミナルからバスに乗って行くつもりだったが、おばあちゃんが「ジャポニー、3キロ、歩く」というので、歩いていくことにする。

 

【すばらしきエフェス遺跡】

道路脇にはオレンジ畑があり、たわわに実をつけている。エフェス遺跡に到着。ガイドブックに「犬がたくさんいる」とあったが、たしかに犬がたくさんいる。バスターミナルで買った、パンの匂いがするのか、カバンにむかって飛びかかってくる犬もいる。こりゃ犬嫌いのSBさんは大変だ。

劇場の遺跡をみて、娼家の宣伝を見る。宣伝に刻まれている足の絵は「これより足が大きい人は娼婦と遊ぶ権利がありますよ」という意味だと言われていたので、けっこう大きいのかなと思っていたが、意外に小さい。マサトは余裕で大きさクリア。娼家で遊ぶ資格あり、か?

その宣伝の近くにある、図書館の遺跡が最も美しく、素晴らしい。「これが(世界史の教科書で見た)かの有名なコリント式やイオニア式か・・・」と興味深く見る。

古代のトイレあり。お約束で座ってみる。ローマの人々は、劇場で演劇を見、水洗のトイレがあって、娼家があって、オーケストラがいて・・・。ずいぶん進んだ生活をしていたものだ。

エフェス遺跡が見応えのあるものだったので、その見学を終えると「マリアの家」(聖母マリアが住んでいたという家)に行くのはどうでも良くなっていた。ここからは遠いし、タクシーは危ないというし・・・。マサトも同じ気持ちらしい。

 

【久々の美容院】

町に戻って本をコピー。マサト、床屋へ。すごく短くされたが、なかなか似合う。私も一緒に床屋さんに入って見学。お茶などごちそうになる。床屋の主人が近くのチャイハネからお茶を出前してもらってくれたのだ。すっきりしたマサトがうらやましくなって、私も美容院へ。おばあちゃんに美容院の場所を聞く。おばあちゃんは、1見なんの変哲もない、普通の住宅を指さすが、それが美容院なのだ。その美容院はそとから切っている様子がみえないように、カーテンが引かれている。看板もない。トルコでも基本的に頭を見せるのは(というか、身だしなみを整えている姿を見せるのは、か?)はしたないことになっているのだろうか。しかし、美容師は男性だ。家族経営をしているようで、娘と息子がシャンプーやブローを担当し、お父さんが髪を切る。子ども達はまだ、中学生と小学生くらいだが、よくお手伝いをしている。ここの美容院も日本の美容院よろしく混んでいて、けっこう待たせる。人気があるのだろうか?それとも今日は金曜日なので、夕方からおめかししてパーティーでもするのだろうか。お客は若い女性が多い。英語はだれもできないが、写真を見せて髪型を選んだので、なんの問題もない。思いの外、素敵に切ってもらった。うれしい。

 

明日はイスタンブールへ移動だが、セルチュクからの直行便は出発が遅いので、まずイズミールまでいって、そこでバスを乗り換えることにする。無事、着きますように。今朝の話が気にかかる。しかし、これまでずっと生活を切り詰めてきたのに、一瞬でその努力が無駄になるだけでなく、命さえも危なくなるというのは、本当に恐ろしいことだ。お金をケチることばかりが良いことではなく、「安全」は何者にも代え難いよなとつくづく思う。

夕食はスパイス味のヌードルスープ、トマト・キュウリ・ぱせり・タマネギのサラダ、インゲンのトマト煮、大盛りの麦入りご飯、なすと挽肉の煮物、みかん、チャイ。「明日、朝早いので朝食は結構です」と言ったが、「ママ、朝5時スリープ・フィニッシュ、ノー・プロブレム」と朝食をすすめるので、お願いすることにした。髪型が変わってうれしいので、絵など描く。

 

(つづく)